銀行系カードローンとは?金利・審査の特徴や消費者金融との違いを解説

銀行系カードローンとは?金利・審査の特徴や消費者金融との違いを解説

銀行系カードローンは、メガバンクや地方銀行、ネット銀行などが提供しているカードローンを指します。消費者金融・信販系カードローンと比べて金利が低めに設定されていることが一般的です。

一方で銀行系カードローンは、「審査に時間がかかりやすい」「口座の開設が必須となる場合がある」といったデメリットもあります。審査時間や金利など、総合的に判断して自分に合ったカードローンを選ぶことが大切です。

この記事でわかること
  1. 銀行系カードローンのメリット・デメリット
  2. 銀行系カードローンでの借り入れに向いている方・向いていない方
  3. 銀行系カードローンの申込方法

目次

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ポイント

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銀行系カードローンとは:メガバンクや地方銀行などが提供するカードローンのこと

銀行系カードローンとは、カードローンのなかでもメガバンクや地方銀行、ネット銀行などが提供しているカードローンのことです。

そもそもカードローンとは、専用のローンカードやアプリを使って決められた借入可能額の範囲内で自由に借り入れができる、個人向け融資商品です。カードローンは担保や保証人が不要で、無担保であることが一般的です。

多くのカードローンは、原則、資金使途の制限が設けられていません。そのため急な出費や生活資金の補填など、さまざまな資金使途に利用できるというメリットがあります。

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銀行系カードローンと消費者金融・信販系カードローンの違い

カードローンは消費者金融や信販系などの金融機関でも扱っています。銀行系と消費者金融・信販系カードローンには、以下のような違いがあります。

項目銀行系カードローン消費者金融・信販系カードローン
金利 比較的低い
(年1.5%~15%程度)
比較的高い
(年3%~18%程度)
審査スピード 比較的遅い
(数日~1週間程度)
比較的早い
(当日~数日程度)
担保・保証人不要不要
利用対象契約先の銀行口座を持っている方安定した収入がある方
返済方法 提携ATM
インターネット返済
口座振替
など
提携ATM
インターネット返済
口座振替
スマホATM
カード返済
など

※こちらは一例です。金融機関によって異なる場合があります。

審査時間や金利など、自分の状況やニーズに応じてどちらのカードローンを選ぶか検討するのがおすすめです。

銀行系カードローンは総量規制の対象外

銀行系カードローンは、総量規制の対象ではありません。総量規制とは、貸金業者に対して契約者の年収の3分の1を超える貸し付けを原則禁止する「貸金業法」上の規制のことです。貸金業者の貸し過ぎを防ぐために設けられています。

総量規制の例

総量規制は貸金業者を対象とする「貸金業法」によって定められており、銀行は銀行法に基づいて運営されているため、総量規制の対象にはなりません。

そのため銀行系カードローンでは、年収の3分の1を超える金額を借り入れられる場合があります。ただ、銀行も独自の審査基準を持っており、利用者の返済能力や信用情報を考慮して融資額を決定します。そのため、必ずしも年収の3分の1を超える金額を借りられるとは限りません。

銀行系カードローンの審査は厳しいの?

銀行系のカードローンを申し込む際は、審査の厳しさが気になる方がいるかもしれません。

銀行も消費者金融・信販系も、各々の審査基準に沿って審査を行っています。そのため「銀行系だから厳しい」と判断することはできません。

審査内容

カードローンの審査では、おもに信用情報や属性を評価されます。信用情報とは、他社での借入金額や過去の借入状況、返済の延滞履歴などのことです。属性は、雇用形態や収入などを確認します。申込時に記入した収入や職業や勤務先、勤続年数や雇用形態など個人の情報から「継続して安定した収入があるかどうか」を総合的に判断されます。

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銀行系カードローンのメリット

銀行系カードローンには、以下のようなメリットがあります。

  • 金利が低い傾向がある
  • 安心感がある

金利が低い傾向がある

銀行系カードローンは、消費者金融・信販系のカードローンと比較すると金利が低い傾向があります。

銀行系カードローンは1.5〜15.0%、消費者金融・信販系のカードローンは3.0%~18.0%であることが一般的です。金利は「〇%~〇%」など、カードローンごとに範囲が決まっているため、申し込む前に確認しましょう。

金利が低いローンを選ぶと利息の負担額が少なくなり、支払総額を抑えやすくなるというメリットがあります。

安心感がある

銀行系カードローンは、メガバンクや地方銀行など知名度や信頼性の高い金融機関が提供しているため、安心して利用できるというメリットがあります。

銀行は借り入れ以外でも利用することが多い金融機関であるため、カードローン等での借り入れと比較すると、借り入れの抵抗を感じにくいでしょう。初めてカードローンで不安を感じている方も申し込みやすいのがメリットです。

また、店舗がある銀行であれば、万が一のトラブル時や相談時に窓口で相談することもできます。

銀行系カードローンのデメリット

銀行系カードローンには、以下のようなデメリットがある点も理解しておきましょう。

審査・融資までに時間がかかる

銀行系カードローンは比較的審査が長めで、融資までに時間を要する傾向があります。

消費者金融や信販系のカードローンには、当日から融資が可能なところもあります。銀行系カードローンは申し込みから審査完了まで数日~1週間ほどかかるケースがあり、借り入れを急いでいる方には向いていないといえるでしょう。

返済の自由度が低い

銀行系カードローンでは返済方法や返済スケジュールがあらかじめ決められていることが多く、返済の調整が難しい場合があります。

返済日が固定されていると、ほかの支払日と重なったときに不便さを感じることがあるかもしれません。例えば給料日直前に返済日が設定されている場合、資金繰りが厳しくなることがあるでしょう。

返済の自由度は消費者金融や信販系のカードローンのほうが高く、自分で返済日を設定できたり、複数の返済方法から自分に合うものを選べる場合もあります。

口座開設が必要な場合がある

銀行によっては、カードローンの契約手続きまでにその銀行の口座開設が必要となる場合があります。

その銀行を日常的に利用していない方にとっては、口座開設が手間となることもあるでしょう。口座開設の際には、マイナンバーなどの本人確認書類の提出が必要で、手続きに時間がかかることも考えられます。

新たに口座開設をして複数の口座を持つことになるため、既にほかの銀行をメインバンクとして利用している方にとっては管理が煩雑になる可能性があります。

無利息期間や特典などのキャンペーンが少ない傾向

消費者金融・信販系カードローンは特典やキャンペーンを実施していることが多くありますが、銀行系は少ない傾向があります。

消費者金融・信販系カードローンは特典をうまく活用することで、利息を抑えられる可能性があるでしょう。銀行系カードローンは特典が少ないため、活用できるメリットが少ないと感じるかもしれません。

銀行系カードローンでの借り入れが向いている方

さまざまな金融機関がカードローンを提供しているため、「どこのカードローンを選ぶべきなのか」と悩む方もいるかもしれません。ここでは、銀行系カードローンでの借り入れが向いている方の特徴を説明します。

融資スピードより金利の低さを重視する方

金利の低さを重視したい方は、銀行系カードローンがおすすめです。

銀行系カードローンは消費者金融や信販系のカードローンより融資に時間がかかる一方で、金利が低い傾向があります。借入金額が大きい場合や返済期間が長くなる可能性がある場合は、金利が低い銀行系カードローンを選ぶと利息負担を軽減しやすくなるでしょう。支払総額を抑えやすくなるというメリットもあります。

専業主婦・主夫など自分の収入がない方

専業主婦・主夫など「自分の収入がなくてカードローンを借り入れられない」という方は、銀行系カードローンを検討してみてください。

消費者金融・信販系のカードローンは総量規制の対象となるため、収入がない方への融資を行っていないケースが多くあります。銀行系カードローンの場合、申込者本人に収入がなくても家族や配偶者に充分な返済能力があれば融資を受けられる可能性があります。

ただし、銀行系カードローンだからといって「収入がない方も必ず借りられる」というわけではありません。融資を受けられるかどうかは銀行系カードローンの種類によって異なるため、事前に申込条件を確認しましょう。

複数の金融取引を一元管理したい方

銀行系カードローンは、その銀行で行っている他の金融取引と一元管理できるため、資金管理をスムーズに行いたい方に適しています。

例えばその銀行の口座で給与受取や資産運用を行っている場合、同じ金融機関のサービスを利用することになるため家計管理をしやすくなるでしょう。カードローンのために口座を開設する必要もありません。

銀行系カードローン以外の借り入れが向いている方

ここでは、銀行系カードローン以外の借り入れが向いている方の特徴を説明します。

  • スピーディに融資を受けたい方
  • 小額の借り入れを希望する方

スピーディに融資を受けたい方

スピーディに融資を受けたい方、急な出費やすぐに現金が必要な方は、消費者金融や信販系のカードローンが向いているでしょう。

消費者金融や信販系のカードローンは、申し込みから融資までの時間が短いのが特徴です。最短で申込当日から融資を受けられる場合があります。

銀行系カードローンでは融資までに数日から1週間程度かかることがあり、当日の融資は難しいのがデメリットです。スピーディに融資を受けたい方は、消費者金融や信販系のカードローンを検討しましょう。

小額の借り入れを希望する方

少額の借り入れを行いたい場合、消費者金融や信販系のカードローンのほうが、ニーズにあった融資を受けられる場合があります。

銀行系カードローンの借入金額は、10万円〜800万円などと決まっているところが多いですが、消費者金融や信販系のカードローンであれば1万円から借り入れられるところもあります。数万円程度の小額の借り入れをしたい場合は、消費者金融や信販系のカードローンのほうが利用しやすいでしょう。

銀行系カードローンの申し込みから借り入れまでの流れ

銀行系カードローンの申し込みから借り入れまでは、一般的に以下の流れで行います。

銀行系カードローンの申し込みから借り入れまでの流れ

まずは銀行で、カードローンの申込手続きを行いましょう。申込方法は銀行によって異なりますがオンラインでの申し込みが一般的です。申込時に必要書類を提出して、審査の結果を待ちます。

審査に通過したら入会手続きを行いましょう。手続きが完了したら、借入可能額内でいつでも借り入れが可能です。借入方法は、銀行のATMや提携ATM、インターネットバンキングなどから行えます。

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銀行系カードローンの審査で必要なもの

銀行系カードローンの審査で必要な書類は、銀行によって異なります。ここでは、一般的に必要とされる書類の例を説明します。

本人確認書類

本人確認書類は、申込者本人が手続きを行っていることを証明する書類のことです。本人確認書類には、以下のようなものがあります。

本人確認書類の例

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • パスポート(所持人記入欄があるもの)
  • 住民票
  • 在留カードまたは特別永住者証明書 など

収入確認書類

収入確認書類は、以下のような申込者本人の収入を証明できる書類のことです。

収入確認書類の例

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書/賞与明細書
  • 課税証明書/特別徴収税額の決定通知書
  • 確定申告書

銀行系カードローンを選ぶときのポイント

ここでは、銀行系カードローンを利用するときに、どの銀行で申し込むか選ぶときのポイントを説明します。

金利の低さ

カードローンを申し込む際は、金利の低さを選ぶ基準のひとつとするとよいでしょう。各銀行系カードローンの金利を比較し、できるだけ低い金利を提供している銀行を選ぶのがおすすめです。

金利が低いほど、返済時の利息負担が軽減されます。

融資スピード

カードローンは、銀行ごとに審査から融資までにかかる時間が異なります。急ぎで資金が必要な場合は、審査が早い銀行を選ぶとよいでしょう。

一部の銀行系カードローンでは、借り入れをする際にその銀行の口座開設が必要となる場合があります。すでに口座を持っている銀行でのカードローンを選ぶと、手続きがスムーズになる可能性が高くなります。

借り入れや返済のしやすさ

カードローンを選ぶときは、借り入れや返済のしやすさを確認しましょう。実店舗のある銀行系カードローンを選ぶと、その銀行のATMを利用できます。ATMが多い銀行であれば、全国どこでも便利に利用できるでしょう。

ネット銀行のカードローンの場合、提携しているコンビニATMや銀行ATMを利用するのが一般的です。近くに提携ATMがあるかを確認しておくと安心です。

よくある質問

銀行系カードローンとは何ですか?

銀行系カードローンとは、カードローンのなかでもメガバンクや地方銀行、ネット銀行などが提供しているカードローンのことです。利用者は、あらかじめ設定された借入可能額内で自由に借り入れができ、必要に応じて繰り返し利用できます。

銀行系カードローンの金利はどれくらいですか?

銀行系カードローンの金利は、1.5%〜15%程度の範囲が多いようです。具体的な金利は、利用者の信用情報や返済能力、借入金額に応じて決まります。

審査に通りやすい銀行系カードローンはありますか?

銀行は貸し倒れリスクを避けるため、申込者の収入や職業、信用情報などを厳格に審査します。

実際に申し込みをして「A社の審査には落ちたが、B社は審査通過できた」といったことはあるかもしれませんが、審査の基準は金融機関によって異なるため、事前に審査の通りやすさを判断することができません。

銀行系カードローンの審査に通らない理由は何ですか?

過去にクレジットカードやローンの返済遅延があると、信用情報に傷がつき、審査に通りにくくなります。また、収入が不安定な場合やアルバイト・パートなどの雇用形態の場合、収入の安定性が低いとみなされた場合は、審査に通らないことがあります。
監修者の小宮 崇之
小宮 崇之(こみや たかし)

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。 保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

保有資格: CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) / TLC(生命保険協会認定FP) / 損害保険プランナー / 証券外務員一種 / 日商簿記検定2級

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※ ご契約には審査があります

ポイント

  • ドコモの回線やその他のサービスのご利用状況に応じて、金利を優遇!
    ※ 適用条件等、詳細はこちら
  • お申込みからご契約まで、スマホで簡単
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