法人や個人事業主が使えるビジネスローンとは?金利や審査の特徴、デメリットも紹介

法人や個人事業主が使えるビジネスローンとは?金利や審査の特徴、デメリットも紹介

ビジネスローンは、法人や個人事業主の事業資金調達を目的としたローンです。設備投資や商品の仕入など、事業の運営や成長、拡大のために必要な資金を借りる際に利用されます。

ビジネスローンは法人や個人事業主の事業資金の調達を、カードローンは一般個人の資金調達を目的としています。カードローンは基本的に資金使途が自由ですが、事業資金として利用できない場合もあるため目的にあったものを選ぶことが大切です。

この記事でわかること
  1. ビジネスローンの申し込みの流れ
  2. ビジネスローンのメリットとデメリット
  3. ビジネスローンが向いている人

目次

dスマホローンロゴ詳しくはこちら
※ ご契約には審査があります

ポイント

  • ドコモの回線やその他のサービスのご利用状況に応じて、金利を優遇!
    ※ 適用条件等、詳細はこちら
  • お申込みからご契約まで、スマホで簡単
  • d払い残高にお借入れなら1,000円の少額からお借入れ可能!
    ※ d払いアプリの利用が必要。利用時間・方法等、詳細はこちら
詳しくはこちら
※ ご契約には審査があります

ビジネスローンとは法人や個人事業主の事業資金調達を目的としたローン

ビジネスローンとは、法人や個人事業主が利用する、事業の資金調達を目的としたローンのことです。「事業ローン」「事業者ローン」と呼ばれることもあります。事業の運営や成長、拡大のために必要な資金を借りる際に利用されます。

例えば設備投資や商品の仕入、新規プロジェクトの開始にあたって必要な資金など、幅広い資金使途に利用が可能です。借入金額は法人や個人事業主の信用力や返済能力に応じて異なり、数百万円から数千万円ほど借り入れができます。

ビジネスローンを扱っているのは消費者金融やクレジットカード会社、銀行、信販会社などさまざまです。審査基準や金利などもビジネスローンを提供する金融機関によって異なります。

ビジネスローンの資金使途

ビジネスローンは、基本的に事業資金の借り入れに使えます。事業資金とは、事業を行うにあたってその元手となる資金のことです。ビジネスローンの資金使途には、以下のようなものがあります。

ビジネスローンの資金使途の例

  • 設備資金
  • 商品の仕入資金
  • 従業員への給与支払い
  • 事務所の賃料
  • 新規事業立ち上げ資金
  • 納税資金

ビジネスローンは基本的に事業資金にしか使えないため、プライベートでの利用はできません。ただし、なかにはプライベート資金の借り入れもOKのビジネスローンもあります。

ビジネスローンとカードローンの違い

ビジネスローンとカードローンの違いには、以下のようなものがあります。

ビジネスローンとカードローンの違い

ビジネスローンは事業資金の調達を目的としており、法人や個人事業主が利用します。一方カードローンは一般個人の資金調達を目的としており、個人が利用するものです。

カードローンは基本的に資金使途が自由ですが、なかには事業資金としての借り入れができない場合もあります。カードローンを申し込む際は、資金使途の制限の有無についてよく確認するようにしてください。

ビジネスローンの審査は厳しい?

ビジネスローンに限らず、すべてのローン商品の申し込みの際には審査が実施されます。

審査の基準はどの金融機関でも公開されていませんが、「十分な返済能力があるか」「過去に支払いや返済でトラブルがないか」などをチェックされるといわれています。審査の基準が公開されていないため、「このビジネスローンの審査は厳しい」といった判断は一概にできません。

ビジネスローンの審査に通るには、まずは自分自身の返済能力を示すことが重要です。また、審査で決算書などを求められるビジネスローンでは、安定した経営・安定したキャッシュフローをアピールすることが必要となります。

ビジネスローンの審査が不安な方は、知り合いの金融関係者や税理士などに相談してみるのも手段のひとつです。

ビジネスローンのメリット

ビジネスローンには、以下のようなメリットがあります。

  • 公的融資などに比べて融資スピードが早い
  • 無担保で利用できる
  • 条件によって総量規制を超えた借り入れができる場合がある

公的融資などに比べて融資スピードが早い

ビジネスローンは、公的融資や銀行融資、有担保ローンなどに比べて比較的短期間で資金を調達できます。そのため、借り入れの手続き時間を短くしたい場合におすすめです。

消費者金融などのビジネスローンのなかには最短即日融資に対応している場合もあります。

無担保で利用できる

ビジネスローンは一般的に無担保で提供されるため、事業者の資産を担保に差し入れる必要がなく、担保になるような資産がない事業者でも借り入れができます。

特に新興企業や中小企業、個人事業主にとって資金調達のハードルが下がるでしょう。保証人も不要であることが多く、「保証人を頼める人が見つからない」という心配がいりません。保証人や担保が不要である分審査の時間が短い傾向があり、柔軟に資金を利用できるのがメリットです。

条件によって総量規制を超えた借り入れができる場合がある

ビジネスローンは条件によって総量規制を超えた借り入れができる場合があります。総量規制とは、貸金業者に対して契約者の年収の3分の1を超える貸し付けを原則禁止する規制のことです。消費者の借り過ぎや、貸金業者の貸し過ぎを防ぐために設けられています。

ビジネスローンの利用者は法人もしくは個人事業主です。法人への貸付けは総量規制の対象外です。また、個人事業主への貸付けは、事業・収支・資金計画を提出し、返済能力があると認められる場合は、総量規制の制限を超えて行うことができます。このように、ビジネスローンでは収入の3分の1を超える借入れが可能であるため、個人向けのカードローンに比べてまとまった資金を借りられる場合があります。

ビジネスローンのデメリット

ビジネスローンには、デメリットもあります。借り入れる前にデメリットを理解しておきましょう。

  • 公的融資などに比べて金利が高い
  • 審査に時間がかかる場合がある
  • 返済負担がかかる

公的融資などに比べて金利が高い

ビジネスローンは、公的融資や銀行融資、有担保ローンなどに比べて金利が高い傾向があります。公的融資や銀行融資、有担保ローンは最高でも10.0%程度の低めの金利で借りられることが多いですが、ビジネスローンは最高金利が18.0%程度に設定されているのが一般的です。

同じ借入期間や借入金額の場合、金利が高いほど利息が増えて支払総額が増加します。

ビジネスローンは無担保で提供されることが多く、貸し手にとってリスクが高い分、金利が高く設定されることが多いです。またビジネスローンは迅速に資金を調達できるため、その利便性の対価として金利が高くなる傾向があります。

審査に時間がかかる場合がある

ビジネスローンは即日融資に対応しているものもありますが、場合によっては審査に時間がかかります。

一部の金融機関からの借り入れでは、審査が厳格で詳細な書類が必要となることがあります。例えば審査時に確定申告書、金融機関所定の事業内容確認書、決算書などが求められることもあるでしょう。できるだけスムーズに借りたい方は、審査時間や必要書類を事前に確認しておくと安心です。

返済負担がかかる

ビジネスローンに限りませんが、ローンで借り入れをすれば月々の返済が必要となります。総量規制を超える金額を借り入れられる一方で、キャッシュフローが不安定な場合には返済負担が重く感じられることがあるでしょう。

事業の状況によっては、返済が困難になることもあるかもしれません。返済が滞ると信用情報に悪影響を及ぼし、将来の借り入れが難しくなる可能性があるため注意が必要です。

ビジネスローンの申し込み〜融資の流れ

ビジネスローンの申し込みから融資までの流れは金融機関によってさまざまですが、ここでは一般的な流れを紹介します。

申し込みから融資までの流れ

ビジネスローンでは、必ず審査が行われます。借り入れをスムーズに進めるために、審査時に必要な書類を不備なく準備しておきましょう。審査に通過したら正式な申し込みを行い、融資を受けられます。

ビジネスローン申込時に必要な書類

ビジネスローンの申込時に必要なものは、個人事業主の場合はおもに「本人確認書類」「収入を確認できる書類」の2つです。

本人確認書類の例

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 住民票
  • 在留カード・特別永住者証明書

収入を確認できる書類の例

  • 源泉徴収票
  • 給与明細書・賞与明細書
  • 課税証明書/特別徴収税額の決定通知書
  • 確定申告書

ビジネスローンによっては、審査時にや金融機関所定の事業内容確認書、決算書などが求められることもあります。申込時に必要な書類を確認しましょう。

ビジネスローンが向いている人

借り入れにあたり、ビジネスローンとカードローンのどちらを選ぶべきかと悩む方もいるかもしれません。以下のような方は、ビジネスローンが向いているといえます。

  • 事業拡大を目指す法人・個人事業主
  • 設備投資を考えている法人・個人事業主

事業拡大を目指す法人・個人事業主は、新しい事業所の開設や店舗の増設などまとまった資金が必要になるでしょう。ビジネスローンは、審査結果によっては総量規制を超えた借り入れが可能です。

また、設備投資を考えている法人・個人事業主も資金が必要となります。製造設備の購入やITシステムの導入、車両や機械の購入など設備投資を行うための資金が必要である場合は、ビジネスローンが適しているでしょう。

生活費の工面ならカードローンも選択肢になる

生活費の工面が目的であれば、ビジネスローンよりも資金使途が自由なカードローンのほうが適している場合があります。

カードローンは審査が比較的迅速で、即日融資が可能な場合が多くあります。融資の手続き時間を短くしたい場合に対応しやすいのがメリットです。カードローンは小口の借り入れに適していて、生活費の補填など少額の資金を借りられます。

ビジネスローンの選び方

ここでは、ビジネスローンを選ぶときのポイントを説明します。

ビジネスローンの選び方

融資スピードの早さ

スムーズに借り入れたい場合は、借り入れまでの時間を選ぶ基準のひとつにするとよいでしょう。融資スピードが早いビジネスローンは、審査が迅速に行われます。必要な書類が揃っていれば、当日中に融資が実行されることもあります。

特にスムーズに借り入れたい場合は、即日融資に対応したビジネスローンを利用するのがおすすめです。即日融資を受けるためには、必要な書類がすべて揃っている必要があります。

一部の金融機関では、融資を受けるために専用の口座を開設する必要があります。この場合、口座開設手続きが必要なため、多少の時間がかかる点に注意しましょう。

金利の低さ

返済の負担をできるだけ減らすために、金利の低いビジネスローンを選ぶのがおすすめです。金利の低いビジネスローンは利息負担を抑えられるため、長期的な資金繰りにおいて大きなメリットがあります。

ただ、一般的に融資までの時間が短いビジネスローンは金利が高くなる傾向があります。ニーズにあわせてビジネスローンを選ぶようにしましょう。

融資限度額の高さ

ビジネスローンを選ぶ際は、融資限度額の高さも目安となります。ビジネスローンの融資限度額は金融機関によってさまざまです。融資限度額が大きいビジネスローンは、設備投資や事業拡大など大規模な資金需要に対応できます。

ただし、金融機関の融資限度額が高くても、希望額が借りられるとは限りません。個人事業主やその法人の代表者の信用力や返済能力によっては、実際の借入可能額が希望額よりも低くなる可能性がある点に注意しましょう。

融資形態

ビジネスローンの代表的な融資形態は、証書貸付当座貸越です。証書貸付は一定の金額を一括で借り入れ、その借入金額に対して決まった返済条件で返済を行う融資形態です。当座貸越は、事前に設定された借入可能額の範囲内で、必要なときに必要な金額を随時借り入れられます。

証書貸付は設備投資や新しい事業所の開設資金、店舗増設資金調達など、具体的な資金使途がある場合に利用されることが多く、返済計画が明確で安定している傾向があります。一方当座貸越は、スムーズな資金需要に対応するための柔軟な資金調達手段として適しており、流動性が高いのが特徴です。

事業者の資金調達のニーズや財務状況に応じて、適切な融資形態を選択することが重要です。

よくある質問

ビジネスローンとは何ですか?

ビジネスローンは、法人や個人事業主の事業資金調達を目的としたローンです。設備投資や商品の仕入など、事業の運営や成長、拡大のために必要な資金を借りる際に利用されます。

ビジネスローンは即日で借りられますか?

一部の貸金業者では、即日融資が可能なビジネスローンを扱っています。ただし、審査や必要書類の準備により即日融資が難しい場合もあります。

審査に通りやすいビジネスローンはありますか?

審査基準は公開されていないため、「このビジネスローンの審査は厳しい」とは一概にはいえません。審査では、「十分な返済能力があるか」「過去に支払いや返済でトラブルがないか」などを確認されます。

ビジネスローンを利用するデメリットは何ですか?

ビジネスローンのデメリットには、以下のような点があります。
  • 公的融資などに比べて金利が高い
  • 審査に時間がかかる場合がある
  • 返済負担がかかる
詳しくは「ビジネスローンのデメリット」をご覧ください。
監修者の小宮 崇之
小宮 崇之(こみや たかし)

大学卒業後、信用金庫に入社。中立的な立場でお客様目線の営業をしたいという思いから、保険代理店として独立を決意。保険会社の代理店営業職、保険会社の研修生を経て2020年9月に保険代理店を設立。 保険代理店の実務経験を生かして、執筆業や講師業も行う。

保有資格: CFP®(公認ファイナンシャルプランナー) / TLC(生命保険協会認定FP) / 損害保険プランナー / 証券外務員一種 / 日商簿記検定2級

dスマホローンロゴ詳しくはこちら
※ ご契約には審査があります

ポイント

  • ドコモの回線やその他のサービスのご利用状況に応じて、金利を優遇!
    ※ 適用条件等、詳細はこちら
  • お申込みからご契約まで、スマホで簡単
  • d払い残高にお借入れなら1,000円の少額からお借入れ可能!
    ※ d払いアプリの利用が必要。利用時間・方法等、詳細はこちら
詳しくはこちら
※ ご契約には審査があります