急な出費一覧と金額の目安
急な出費は大きく分けて、予測が難しい出費と、支払いの予定を忘れていたことで急いで準備しなければならない出費の2パターンがあります。
予測が難しい急な出費の例
いつどのようなシーンで起こりうるかわからない急な出費ですが、近々発生する可能性はゼロではありません。周りで起きそうな出来事を把握してどのくらいの金額を確保しておけばいいか把握しておきましょう。
出費の事柄 | 金額の目安 |
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事故・病気の医療費 | 数千円~ |
葬式の香典 | 5千円~10万円 |
結婚式のご祝儀 | 3万円~10万円 |
結婚祝い・出産祝い | 3千円~3万円 |
水回りや鍵の修理・害虫駆除など | 5千円~ |
家具家電の修理・買い替え | 数千円〜 |
車の修理費 | 数千円~数百万円 |
交通違反による反則金 | 3千円~4万円 |
タクシー代 | 数千円~1万円 |
家電の買い替え、車の修理などは発生時期が予想できないうえ、場合によっては数万円から数十万円と大きなお金が必要になるでしょう。
忘れがちな出費の例
保険料や住民税など、支払いのタイミングを忘れがちな出費は請求が来てから支払いを思い出すこともあるでしょう。ここでは忘れがちな出費と支払いの時期をご紹介します。
いずれも支払うタイミングは決まっているため、スケジュールを把握しておくことで、時間に余裕をもってお金を準備できます。
出費の事柄 | 金額の目安/時期 |
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国民年金保険料 (国民年金第1号被保険者および 任意加入被保険者) |
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住民税 |
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生命保険料 |
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車検代 |
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自動車税(自家用乗用車) |
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賃貸住宅の更新料 |
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子供の学習費用 |
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忘年会・新年会 |
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帰省の交通費 |
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支払いのタイミングが決まっている出費はスマートフォンのメモやカレンダー、スケジュール帳など、普段から目にする機会が多い場所に、いつ何にいくら支払いをするのか書いておくとよいでしょう。
【即日対応も可】急な出費への対処法

数日以内に現金が必要」など緊急性が高い方は、お金を手に入れる方法のなかでもスピードを重視した方法を選択しましょう。
カードローンに申し込む
カードローンとは、消費者金融や銀行などの金融機関が提供する個人向け融資サービスです。利用には審査が必要ですが、契約後は審査で決まった借入可能額の範囲内であれば借り入れの回数に制限がありません。事業性の使途以外であれば、資金使途は自由であるため急な出費にも対応できます。
手続きの時間をできるだけ短くしたい場合は、最短で即日融資も可能なサービスが便利です。審査にかかる時間は、金融機関や審査の内容により異なります。
メリット |
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デメリット |
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クレジットカードのキャッシング枠を利用する
クレジットカードのキャッシングとは、クレジットカードのキャッシング枠を利用して、現金を借り入れるサービスのことです。すでに持っているクレジットカードで、キャッシングを利用できる手続きができていれば、コンビニATMなどを利用してすぐに借り入れできます。
クレジットカードにキャッシング枠が設定されていない場合は、別途申し込みが必要です。キャッシングの利用には審査が必要であるため、申し込みから借り入れをするまで数日を要することも考えられます。
クレジットカードのキャッシングを利用すると、商品やサービスを利用できる金額の枠(ショッピング枠)が減るため注意が必要です。例えば、ショッピングとキャッシングの総利用枠が50万円だった場合、10万円キャッシングで利用した場合、ショッピングで利用できるのは40万円となります。
メリット |
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デメリット |
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リサイクルショップで所持品を売る
使用していないブランド品や不要な衣類、趣味で集めていた物などをリサイクルショップに売ることで、その日のうちに現金を入手できる可能性があります。「すぐに現金は必要だがカードローンやキャッシングは不安」という方におすすめの方法です。
入手できる現金は、売る物に左右されます。大きな金額を得るには相応の価値がある物を売るか、大量の物を売る必要があるため注意しましょう。
スマートフォンやパソコンなどで利用できる「フリマアプリ」では、リサイクルショップよりも所持品を高く売れる可能性もあります。しかし、商品が売れるまでの時間や売上金が振り込まれるまでの時間を考慮すると、急な出費には対応しづらいケースもあるでしょう。
急な出費が必要になったときのために、フリマアプリで使わなくなったものを出品して、コツコツと売上金を貯めておくのもおすすめです。
メリット |
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デメリット |
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即日払いのアルバイトをする
即日払いのアルバイトは、働いたその日のうちに給料を受け取ることができます。業務内容や勤務時間にもよりますが、1日で数千円~数万円の現金を受け取れる場合もあるのがメリットです。働く時間があり、少額のお金が必要な方に適した方法です。
ただし、アルバイトを探し実際に働き始めるまで、時間を要する可能性もあります。WEBサイトから仕事に応募して面接を受けるといった準備も必要でしょう。
注意点は「即日払い」と「日払い」では給料が支払われるタイミングが異なることです。「即日払い」は基本的に働いたその日に給料を受け取れますが、「日払い」は締め日が1日単位であり給料の支払いは後日というケースもあります。アルバイトを探す際は、募集要項を十分に確認したうえで、不安なときは電話などで確認しておくと安心です。
メリット |
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デメリット |
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急な出費で焦らないための5つの対策

ここでは、今後起こりうる急な出費で焦らないための対策を紹介します。
中長期的な方法であり、すぐにお金が得られるわけではありませんが、普段から対策をしておくことで安心感が生まれるでしょう。まずはできることから実践してみてください。
先取り貯金で確実に現金を貯める
先取り貯金とは、給料が入ったタイミングで一定額貯金することです。
方法は、給料が入った翌日など早いタイミングで、自動的に貯金用の口座に振り込むよう設定をしておくというものです。
先取り貯金は毎月の給料から「残ったお金を貯金する」と決めていても、給料日前には生活費でお金を使い切ってしまい、貯金が難しい方におすすめの方法です。ただし、先取り貯金の金額が高すぎると生活にストレスを感じてしまうかもしれません。まずは無理なく生活できる金額が残るように先取り貯金をして、その生活に慣れてきたら少しずつ貯金額を増やすとよいでしょう。
出費の時期を把握して必要なお金を残しておく
忘れがちな支出は、出費の時期を把握しておくことで対策できます。
例えば、自分の車を持っている方であれば、毎年5月には自動車税(軽自動車税)、2年ごとの指定月には車検の費用が必要です。自動車税の税額は車の排気量ごとに設定されており、1,500ccの車であれば、34,500円または30,500円かかります(新規登録時期の年月により異なる)。車検費用は車の状態などにより金額に差はありますが、10万円前後になるケースが多いです。
※記事作成時点の情報であり、現在は変更になっている可能性がございます。
自動車税を納税する5月になって3万円超を用意するのは、人によっては大きな負担となるでしょう。しかし、自動車税を支払う半年前から毎月5,000円ずつ自動車税のためにお金を確保しておけば、突然の出費には感じないはずです。
車検であれば、満了日の1年前から毎月1万円ずつ貯金をすれば1年間で12万円の貯金ができるため、車検を予約したあとに10万円前後を準備することに比べると余裕を持って支払えるでしょう。
固定費の支払いに必要となるお金を財布に入れておくと、つい使ってしまうかもしれません。封筒などに入れて、使わないお金として確保しておくとよいでしょう。
クレジットカードのキャッシング枠を設定しておく
クレジットカードを持っている方は、あらかじめキャッシング枠を設定しておくとよいでしょう。申し込みはクレジットカードの会員専用ページやアプリでできるカードが多いです。
急な出費が必要なタイミングでキャッシング枠に申し込みをしても、審査から借り入れできるようになるまで数日〜1週間程度かかり、必要なときに利用できないこともあります。急な出費にそなえて、余裕をもって申し込みをしておくと安心です。
一般的にクレジットカードのキャッシング枠は、契約だけであれば年会費や手数料は発生しません。使いすぎてしまう心配がある方は、利用できる枠の上限を少額に設定しておくとよいでしょう。
カードローンを契約しておく
急な出費が必要になったタイミングでカードローンに申し込むのではなく事前に契約しておくことも対策のひとつです。
カードローンを契約するためには審査を受ける必要があります。申込内容や申し込むタイミングによっては審査に数日かかることもあるため、必要になる前に準備をしておくのがおすすめです。一般的にカードローンは、契約だけであれば年会費や手数料は発生しません。
固定費を見直して契約内容を適切なものにする
今一度生活費を見直してみることで、削減できる固定費があるかを確認してみましょう。
見直せる固定費の例
- 携帯電話料金
- インターネットの回線料金
- 車の維持費
- 車の任意保険
- 生命保険
- 医療保険
携帯電話やインターネットの回線料金は、プランの見直しをすることで毎月の通信費を抑えられる可能性があります。契約する携帯電話のキャリアや、インターネットのプロバイダの窓口に問い合わせをすることで、費用を抑えた最適なプランへの切り替えを提案してくれるかもしれません。
車は日常的に利用する方は車を購入する際に維持費の負担が少なくなる車を選ぶことも手段のひとつです。例えば、排気量が少ない車は自動車税が軽減でき、燃費のよい車は燃料費を節約することができます。
各種保険は契約内容を見直して変更することにより、金額が下がるかもしれません。
時間や手間がかかるかもしれませんが、固定費の見直しを行うことで毎月数千円から数万円節約できる可能性もあるでしょう。
急な出費でカードローンを申し込むときのポイント
急な出費のためにカードローンの契約を検討している方は、2つのポイントを把握しておきましょう。
- 申し込みから融資までが早いカードローンを選ぶ
- 借り入れる前に返済計画を立てる
申し込みから融資までが早いカードローンを選ぶ
急な出費が必要なときは、申し込みから融資を受けられるまでにかかる時間が短いカードローンがおすすめです。なかでも「最短で即日融資も可能」としているカードローンであれば、審査次第で申し込みをした当日に借り入れができる可能性もあります。
カードローンに申し込む際は、運転免許証などの「本人確認書類」が必要です。また、「1社で50万円を超える借り入れ」もしくは「複数社で合計100万円を超える借り入れ」のいずれかにあてはまる場合は、年収証明書類の提出も求められます。申し込みの前に必要書類を準備しておくと、スムーズに申し込みが進むでしょう。
借り入れる前に返済計画を立てる
カードローンの特徴として、借入可能額の範囲内であれば、何度でも借り入れできる点があります。便利な仕組みではありますが、つい借り入れをしすぎてしまうかもしれません。
カードローンの申し込みをする前に、まず返済計画を立てることが大切です。毎月の返済金額、返済が完了するまでの期間などをシミュレーションして無理のない返済ができるか検討しましょう。
※シミュレーションの際は最も高い金利を入力するなど余裕を持った返済計画を立てましょう。
よくある質問
急な出費にはどのようなものがありますか?
急な出費には、事故や病気による医療費、冠婚葬祭、家具家電の修理費や買い替えをする費用などがあります。
結婚祝いや出産祝い、結婚式のご祝儀であれば、ある程度事前に準備しておくこともできるでしょう。しかしそれ以外のできごとは予想ができず、ある日突然数万円を用意しなければならなくなった、となる状況も考えられます。
急な出費がありそうです。どうすればいいですか?
できるだけ発生する可能性がある出費を把握し、予備資金を確保しておきましょう。
また、カードローンやキャッシング、所持品を売る、即日払いのアルバイトなどの対処法もあります。お金が必要になるまで時間に余裕があるのであれば、リサイクルショップに所持品を売ることや、働いたその日のうちに給料が受け取れる即日払いのアルバイトなどを優先して検討してみてください。
急な出費があるときどこでお金を借りるのがいいですか?
「お金を借りる」という手段を選択するのであれば、借り入れまでにかかる時間が短いカードローンを選ぶとよいでしょう。カードローンには、審査の早さがアピールポイントになっている商品もあります。
急な出費が必要な際も、カードローンに申し込む前には返済のシミュレーションをしておきましょう。計画を立てていないままで借り入れをすると、返済が遅れたり滞ったりするかもしれません。計画を立てたうえで、無理のない金額の借り入れをしましょう。
※シミュレーションの際は最も高い金利を入力するなど余裕を持った返済計画を立てましょう。